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アニメ映画「トラペジウム」の東ゆうの魅力

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アニメ 映画
目次
注意 ネタバレです。アニメ映画(原作小説)の架空のキャラクターについて、自分が思った好き勝手な感想を述べます。苦手な方はタブを閉じてください。

この記事にインスパイアされ、私も「トラペジウム」の感想を書いてみようと思いました。

アニメ映画『トラペジウム』ネタバレ感想その2 - 蝸牛の翅(つばさ)

「トラペジウム」について
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非常に完成度が高く、インパクトの大きい内容なので、まだの方は映画が上映されているうちに是非観に行ってください!来場者特典もあります。

東ゆうについて
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私は彼女に憧れています。

(架空のキャラクターなので当たり前ですが、)高校生があれだけ、良い言い方をすると大人びた行動原理で戦略的に行動して(一旦は)夢を実現させてしまったところをみると、自分には足りない能力を持っているという点で憧れます。まさに「光っている」というやつです。

性格が悪いという意見もありますが、自分としては大人であれば自分の理想のために他人を利用することは当たり前だと思います。自分の理想を(無自覚に)押しつけるところは良くないですが、アイドル以外でも、経営者やマーケティングの仕事でも成功できるタイプだと思います。まあ、カリスマ経営者でも、人の都合など考えず、自分の理想を押しつけてくるタイプの人はいるのですが…

また、人を惹きつけ自然と応援したくなるカリスマ性を持っています。冒頭で眼鏡少年(工藤真司)が東に積極的に協力したのは、(ただ女の子と仲良くなりたいからではなく)東が光っていることを最初に会った時から分かっていたからです。東のカリスマ性(戦略的であることと誰にも負けない熱意)に惹かれてしまい、自然と応援したくなる、まさにアイドルの素質を備えていたと。

物語の序盤のテーマの東西南北アイドル計画ですが、それ自体はキャッチーで、アイドルを研究した結果出てきたナイスなアイデアだと思います。ただメンバーの合意が取れていないのがダメでした。最初に紹介した記事にもありますが、アイドルを盲信するあまり、他人をアイドルにすることが絶対的な善であると思い込んでしまったからですね。

物語では計画通り物事が進まず、主人公がいらだつ場面もあります。必ずしも計画通りにはいかないが、布石を敷いておくことで思いも寄らないチャンスに結びつくという現実の奇妙さを上手く描いている気もします。

大河くるみについて
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自分と同じタイプの人間だなと思います。

エンジニア気質なのもそうですが、

  • 周囲から自分がどう思われるかあまり関心がない
  • 自分の都合で動くタイプ
  • 音信不通になることがある
  • 嫌なことを上手く回避できず爆発してしまう

という悪いところが似ていますね…

あと、「アイドルはデバッグできないからね」というセリフは非常に共感しました。

作品の感想
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人にはそれぞれの光り方がある、という受け取り方をしました。

原作小説に、「勤勉が必須条件の一番かっこいい職業」を目指す男子高校生が登場し、東ゆうは「数多くの職業」に「勝手に順位をつけて」いる彼と自分のことを重ねる場面があります。

一番光っている職業や一番かっこいい職業という思い込みをおのおのでするのは勝手ですが、その光り方を他人に押しつけると破綻するよ、という現実でもよくある話だと思いました。

同じことを信奉している人が集まってやる分には思い込みは便利ですが(会社や病院)、そうでない組織や、組織の中でも思い込みを押しつけているとアンハッピーになるので(いわゆるアンコンシャスバイアス)気をつけましょうね、までいくと解釈を広げすぎかな…

主題歌の歌手について
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おまけですが、主題歌「なんもない」の歌唱を担当されている星街すいせいさんについて。実はこの映画を観ようと思ったのは星街すいせいさんが歌っているからという理由だったのですが、考察記事を見てなぜ「街すいせい」が歌唱するのかが理解できました。これについては説明しません。